【うつ病】理解されない!~少しでいいので寄り添ってください~
こんにちはLeno(レノ)です。
あなたの周りで精神疾患のかたはおられますか?
自律神経失調症などです。
7年に渡り心の病と闘ってきた私が
心の病の原因や辛さ、心理を全てまとめました。
私は認知症の介護も経験しており
患者と理解者の両方の視点を理解しています。
是非参考にしてください。
この記事が読み終わって頃には
1つでも理解に近づけていることと信じます。
その他心の病についてはこちらを参考にしてください。
【心の病】まとめ(自律神経失調症/うつ病歴7年の経験の全て) - 趣味の種
目次
理解できない
本人や周囲の方から心の病であることを伝えられても
正直「?」ってなったりしませんか?
私自身も心の病になるまでは
学校や職場などでそういった方がいても
まったく理解できませんでした。
理由は見た目は「普通」だからです。
例えば骨折した人がいたとします
骨折している人は包帯や固定具をつけているので
見た目にも明らかに「普通」ではないです
その横に心の病を患っている方がいた場合
どちらが健康に見えるでしょうか?
答えはどちらも患者です。
ですが本質はそうではなく
外傷を負っている方が重症に感じますし
心の病を患っている方は健康体に感じませんか?
仕方のない事ですが
人間は見た目とイメージが直結すると
思い込む生き物なのでしかたありません。
このように心の病は基本的に
目に見えない恐ろしい病気です。
理解が必要な理由
どういった話でもそうですが
共感を得られると嬉しかったりしませんか?
逆に伝えたいことをわかってもらえないと
落ち込んだり、腹が立ったりしませんか?
根本的にはこれらと同じことです。
ただ大きく違ってくる部分があり
一人で常に見えない敵と戦っている
という部分です。
『いつ何時症状に襲われるかわからない
その症状はとてもつらく誰にもわからない
人前で嘔吐したらどうしよう』
基本的に24時間常に怯えています。
少しズレているかもしれませんが
幽霊などが苦手な人だと
暗いところや極端な話、廃墟って怖いですよね?
それは得体のしれないものに襲われる恐怖や、
またはなにをされるかわからない恐怖からです。
お化け屋敷が苦手じゃない人に
お化け屋敷のなにが恐いの?と言われると
ちょっと腹が立ったりしませんか?
話はズレているかもしれませんが
心理的な部分では同じです。
うつ病のなにがしんどいの?
って言われると、腹が立ちますし
余計にツラくしんどくなります。
ではどのように理解すればよいかを
以下に記載していきます。
原因と性質
精神疾患に陥る原因
精神病の性質を紹介します。
■原因
・ストレス
精神病=ストレスと思われるほど一番直結している
・性格
真面目/優しい/素直
性格によって無理をし、ストレスに繋がるパターン
・遺伝
明確ではないが一部考えられている。
・環境
職場環境や家庭環境、本人の生活習慣
出産や介護からくる場合も
■性質
・現在100人に1人は患っているとされる
・外的症状がほとんどないため診断が難しい
・本人が気づいていないこともある
・病名は多岐にわたる。うつ病などもその1種
・分類が難しく神経症と総称される場合もある
・基本的に回復は長期にわたる
・薬を飲めば治るというものではない
・人間関係が影響している場合が多い
症状と辛さ
精神疾患から引き起こされる症状は多岐にわたります。
ここでは私の体験したものを全て書いておきます。
■症状
・吐き気/嘔吐
出勤前や人の多い場所、タクシーやバスなど
特定の条件下で現れる。
重度の場合一日中ということも頻繁にある。
・めまい
条件は吐き気と同じ
ただ経っていられない場合がほとんどで
道端で座り込んだりし治まるのを待つ
・不安感/悪寒
不特定不定期に襲われる症状
楽しいと感じる場合でも急に襲われる
・緊張感
友人に会ったり、慣れた場所に行くことも
異常に緊張しする。
・息苦しさ/過呼吸
様々の症状と併発する
酷く続くと意識が朦朧とし
視界が砂嵐のようになり
立っていられない。
・幻聴(内容は個人差有)
近づいてくる足音や
苦手な人の声が聞こえる事が多い
暗がりの部屋などにいると多く感じる
・幻覚(内容は個人差有)
虫のようなものが見えたり
人の影や、壁越しに覗かれている瞬間など見える
・パニック
上記の症状が起きた場合、頭が真っ白になる
その他会話の途中などでも急によくわからなくなる
強く注意など受けた場合なども陥りやすい。
■ツラさ
精神疾患に問わず、各病気の辛さはあります。
精神疾患特有の辛さは
・体は元気
・やる気が出ない
・常におびえている
・理解、心配が得られない
私の場合長い間、親からも理解が得られず
友人に話しても「?」という感じでした。
理解する側が寄り添っていかなければ
理解することは絶対にできません。
患者側も必死で伝えたくても
ありのままを説明するしかないので
それも辛いところです。
心理的状態
■日常の心理
・基本的に常に不安が付きまとっている
・好きなことをしていても楽しく感じれない
・生きていることについて問いただすようになる
・周りへの申し訳なさ、自分の情けなさがつきまとう
・罪悪感の塊のような状態
■思考
・基本的にネガティブ(マイナス思考)
・攻撃的になる
・他人には自分を正当化しようと必死になる
・自分の中では自分を責める
・なにかをしないといけないと考えている
・理由をつけて後回しにする
対応方法
もちろん性格や性質によって違いはありますが
無理のない距離感が大切です。
深く寄り添いすぎてもプレッシャーになります
程よい距離感の見極めが大切です。
冒頭でも書きましたが
私は認知症の義母の介護も経験しております。
認知症は症状こそ違いますが
精神疾患の1つで対応は似ています。
患者視点での私としては
自分の話を聞いてもらえたり
少しでも共感や賛同を得られると
相手に対して心が少しずつ開けてきました。
1人でも心の開ける相手がいると
途端にかなり気持ちは楽になったり
行動してみようという意欲も湧いてきます
逆に介護をしていた私の視点のでも
相手の話をしっかりきき、賛同をする事や
否定をしないということを心がけていました。
会話の内容の答えはもちろん大切ですが
基本理念としては第一に相手を立ててあげる事が重要です。
その他外出時など
不安に感じる場所には付き添ってあげてください。
本人が大丈夫なら無理に付き添わなくてもいいので。
通院の際はなるべく同行してあげましょう。
現在の病状を聞くためでもあり
第3者として状況を医師に伝えると
診断の内容がより正確になります。
【心の病】心療内科や精神科へ行く際に準備しておくとよいもの! - 趣味の種
通院の際はこちらの記事を役立ててください。
まとめ
・原因をしっておくこと
・症状を理解すること
・適切な距離をとること
・否定はせずに寄り添う形をとること
・理解者も無理の無いようにすること
今回の内容で理解に1歩でも近づいていれば幸いです。
理解する側にもとても負担がかかります、
時には相手を嫌になったりもすることでしょう。
その場合はまずは自分を優先し
できる限りでサポートをしてあげてください。
無事回復できるよう切に願っております。