こんにちはLeno(レノ)です!
みなさんは『不思議の国のアリス』という作品を
ご存知でしょうか?
1865年に作成された作品で、
少女アリスが飲み物やクッキー食べ
大きくなったり、小さくなるという
いわゆるおとぎ話です。
そんな不思議の国のアリスにまつわる
病気があることを皆さんご存知でしょうか?
今回私もこのアリス症候群の一経験者として
原因や症状についてまとめます。
不思議の国のアリス症候群とは!?
名前がなんとも珍しいので
初めて聞いた方には想像もつかない事でしょう。
最初に少し触れましたが
作品、不思議の国のアリスでは
主人公の少女アリスが大きくなったり小さくなる
という事に由来し、その体験をする症状に
つけられた病名です。
『特殊な見え方』が起きる症状です 。
命にかかわるような大病ではないですが
発症するとかなりの不快感があります。
私は幼少期に発症しており
発熱前、発熱時にこのアリス症候群の症状が現れておりました。
ある時からは発熱には関係なく症状が出るようになり
現在では症状が出る前の違和感も感じるようになりました。
ではその体験とはいったいどういったものなのか
続いてみてみましょう。
症状
まず前提として、眼そのものは
至って正常であるにもかかわらず症状が現れます。
また症状が出る時間も個人差があり、
数分から数時間出る方もおります。
・見えるものが小さく(遠く)感じる
・見えるものが大きく(近く)感じる
・見えるものがゆがんで感じる
この症状から自分自身が
大きくなったり、小さくなったように感じる
というものです。
私は見えるものが小さく(遠く)感じる症状が多く
物心がついたころからこの症状に自覚があります。
説明するのは難しいのですが
双眼鏡を除いた時、周りのフレームがなく
そのままの景色が目の前に現れる感じです。
その他にも様々な症状が報告されています。
・時間が早く過ぎているように見える/感じる
・時間が止まっているように遅く見える/感じる
・特定の対象が通常ではあり得ない色で見える
(例:人が赤色、犬が緑色など)
症状が不特定多数であること、
またこういった症状が発症するのは
特定の場所で起きるケースが多いです。
私の場合こういった症状が起きる条件は
・必ず自宅の中であること
・寝室で横になっている時(仰向けでも左右でも)
・スマホを見ていると起こりやすい
・最近では自分の意識で症状を引き起こせる
同じアリス症候群であっても
人によって症状が違う場合があるので、
ネットで調べてもアリス症候群に
たどり着かないということもあり得ます。
原因
眼底疾患など目から引き起こされる症状や
脳神経に関することが起因して症状を引き起こしているなど
様々な要因が考えられている。
主な発症の原因として
『ストレス』が考えられているようですが
真相は定かではないのが現状です。
患者の特徴として
・偏頭痛を持ちの人が多い
・抗精神病薬使用者に起きるケースもある。
・うつ病などの前触れ?と考えられる
特徴からするとストレスが原因とである可能性も
充分考えられるでしょう。
私自身も7年前からうつ病を患っておりますし
アリス症候群の症状自体は幼少期から出ていたので
他の患者の方の特徴と一致しています。
体験者としては
ストレスというよりは、神経的な事の方が
体感と辻褄は合う気がしているのですが、
なんにしても原因の究明と
改善方法が見つかることを期待しています。
対処方法
症状により対象方法は異なるかもしれません。
私が症状が起きた際に行っている対処法を紹介します。
・眼球の体操をする
3秒間少し強めに目を閉じ、3秒間できる限り目を開けます。
これを5セットこなしたあと
眼球を上下左右の順に移動させます。
・ベッドや椅子で立ち座りを繰り返す
少し怖いですが、立ったり座ったりを何度かすると
症状が回復している場合があります。
・明るい場所にいく、電気をつける
私は暗いところで症状が起きやすいので
明るい場所に行くことで症状が回復する場合もあります。
私自身は比較的症状の回復が早い方で
長くても10分程しか症状は続かないので、
発症してもやり過ごしたりしています。
心の病になってから症状が起きている方へ
【心の病】まとめ(自律神経失調症/うつ病歴7年の経験の全て) - 趣味の種
まとめ
・不思議の国のアリスに由来する病気
・『見え方』『感じ方』に異変が起きる
・特定の条件が満たされると発症する場合が多い
・原因については正確にわかっていない
・条件に背く行動で症状を抑えられる
1955年に病名がつけられてから65年経ちましたが
原因解明や治療法の研究は進んでいません。
1日でも早くこの病気が解明され
症状から解放される人が増えればいいですね!
『趣味の種』では他にもたくさんの記事を執筆しています。
良ければご覧くださいね(*'ω'*)
最後までご覧いただきありがとうございました!