ゲームに依存しているけど治療法がわからない人、周りにそういう方がいて困っている方へ
「ゲームに依存している自覚はあるが病院に行くには抵抗があるし簡単にできる治療法はないの?ゲームをしていたら気づいたら1日たっていた、生活にも支障が出ていて困っている。ゲームをやめたくはないけど生活は変えたい。」
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
・ゲームの依存に対する簡単な治療法は「完全にやめない事」
・1日の無駄遣いは人生の無駄遣い
・ゲーム生活から脱出した人生の変化を教えます【未来の自分を想像しましょう】
この記事を書いている僕は長くゲーム依存の状態にありました。
まだゲーム依存という言葉が世の中に浸透していない時だったので苦しみましたが見事ゲーム依存から脱出し、今はプレイしても1日1時間程しかやらなくなりました。
大半の方は依存しているなら「病院へ行けばいい」と思われるでしょう。
ゲーム依存で病院へ行くには勇気がいります。病院へ行ったとしても治療法が明確に存在しないからです。簡単に言うと手術するような病ではないということです。
そこで私がゲーム依存の簡単にできる治療法について深堀していきます。
※2分程で読むことができますので、依存の現状打破を考えている方は2分だけこの記事に時間をいただければと思います。
ゲームの依存に対する簡単な治療法は「完全にやめない事」
結論:ゲーム依存からの脱出方法は「完全にやめない事」
「え?逆じゃないの?」と思われるでしょうが、治療に大切なのはゲームには触れているという感覚です。
■「完全にやめない事」がゲーム依存の治療法の根拠
本質は負担をかけずにやめる事です。
ゲームを続けながら解消していく場合
・やめない事で、自然と時間数を減らせる
・無理なく依存からの脱出ができる
・効果が高い場合自然と完全にやめる場合もある
ゲーム自体を完全になくす場合(強行手段)
依存している方の心理的に「ゲームがなくなる=積み上げたものが崩される」感覚になり「ゲーム」という物ではなく「自己尊厳」を奪われるようなものなので、そこは慎重に考えましょう。
あくまで解決したいのは「ゲーム」に対する依存です。
■ゲームを続けながら依存を治療する方法
大半の方は連続で10時間以上という方だったりは当たり前となっているでしょう。そんな中いかに依存から抜け出していくかについて、僕の経験を交えて紹介します。
共通していることは環境の変化です。依存は環境も大きく影響しているのでそこを少し刺激すると効果が表れます。
僕の場合で例えますと、
ゲームをする部屋を変えて思いっきりプレイしてみました。やはり従来の環境とことなるのでやりづらさや違和感を覚えます。そのタイミングでゲームをする前に健康的な要素を少しでも取り入れ、意識を変えたりプレイしたゲームの記録をノートに書くようにしていました。
・ゲームをする部屋を変えたことでマンネリしている感覚が変化する。
・不健康や不安の感覚を紛らわすため短い体操を取り入れた。
・プレイ記録を取り続けると記録すること内容を確認することが嫌になった。
最初こそプレイする時間は10時間を下回ることはありませんでしたが、次第にゲーム内のイベントをこなしていくことが嫌になったり無駄と感じる事が多くなります。
僕はこれで日/12~14時間プレイしていた状況から2ヶ月程でゲームをやめきることができました。
※自力で困難と感じる方は薬物治療も視野に入れましょう。
病名は違いますが同じ精神病について取り扱っている記事なので、参考にしていただくといいです。
■結論:無理はしないが意識はする
依存している方の思考は「そろそろやめないと」というわかってはいるが、やめられない状態にあります。
ゲーム依存の治療で1番難しい部分は、導入口で最初の一歩がなかなか踏み込めないです。 そんな状態でいきなりゲームをやめろというのはハードルが高いです。
そこでこの記事を読んだことをきっかけにしてみてください。
簡単にできることから始めましょう。大切なのは小さな一歩と継続です。ゲームももちろん継続してかまいません。
もしどうしてもという場合は心療内科で相談してみましょう
1日の無駄遣いは人生の無駄遣い
プロゲーマーやゲームに携わる仕事をしている人でない限り長時間ゲームをしても何も得られません。
■1日の無駄遣いは人生の無駄遣いの根拠
人生100年時代と言われていますが、人生の時間は有限です。ゲームが悪とは言いませんが依存して時間や電気を消費することは健康面でも生活面でも損になります。
それが続けば続くほど人生の時間は削られ、視力や体力も低下し結果寿命を縮める事にもなりかねません。
もしゲームをしていない時間が合ったらなにができていたか考えたことはありますか?
一度イメージすると実感が湧くでしょう。
■趣味と依存の境界線の話
依存していることに気づかずゲームを趣味と主張する人もいます。もともとは趣味で最終依存してしまったパターンも考えられますが、その境界線はどこにあるのか?
答えは生活に支障が出た時です。
こう書くと「生活はできている」と捉えられそうなので少し砕いて話しますと、ゲームをする為に予定をキャンセルしたり予定の時間になってもゲームがやめられず最終予定をドタキャンしたりなどです。
金銭的に借金をして課金したりというのも、依存ですが少し内容が変わりますので
ゲームの課金は無駄?やめ方は簡単です - 趣味の種を参考にしてください。
■治療は今からでも遅くない
人の大半はなにかしらに依存して生きています。なので今から治療を進めて遅いなんてことは絶対にないです。今この場で「今日はもういいや、明日から」となる人は明日という1日も無駄にしてしまうでしょう。
大切なのは思ったその瞬間です。
行動に移せない人は頭の中で「3.2.1.0」とカウントダウンと同時に行動すると弾みがつくのでおすすめですよ(*'ω'*)
※重度と感じられる方は、別の疾患の可能性も疑いましょう
【心の病】まとめ(自律神経失調症/うつ病歴7年の経験の全て) - 趣味の種
こちらの記事では心の病に関する知識を網羅していますので、参考にして頂ければ幸いです。
ゲーム生活から脱出した人生の変化を教えます【未来の自分を想像しましょう】
ここまで読んで、今から1つでもやってみようと思った方はとてもいい状態です!
ゲーム依存症の治療は時間がかかるものですので、気楽に気長に治していきましょう。
■ゲーム依存の治療が成功した未来は
食の楽しみや出かける事の喜び、人の温かさに触れることができます。本や写真などの楽しみなど有益で充実した生活にガラリと変わります。
生活している中で、ふと「以前はゲームに依存してたけどあの時一歩踏み出してよかった」と思える日が必ず訪れます。
■ゲーム自体は続けてもいい
基本的にゲームが悪ではないですので、プレイ自体は大丈夫です。ただ1度依存してる経験がある以上不安もあると思います。
個人的にはゲームを完全にやめなくていいです。実際僕は一度完全にやめゲーム機も全て売るところまでやりました。その後不意にゲームがしたくなったので少しやってみたらとても面白く感じたんですが、継続することはありませんでした。
かれこれ3年はこの状態が続いており、プレイする日は1時間~2時間程度で全くやらない日もあります。
個人差があり再度ハマってしまう方もゼロではないと思いますが、基本的に依存から治療した人はゲームに対しての抗体のようなものができると思いますので一度やってみて考えればいいでしょう。
■具体的に変化した部分
・夜よく眠れるようになり、朝はスムーズに起きれるようになった
・食欲がわいてくる、キチンと3食食べるようになった
・肩こり、腰痛もなくなり体形も整った
・家族と会話するようになった、今ではとても仲がいい
・変化していく自分に喜びを感じるようになった
ゲーム依存に陥ってしまうと生活の乱れから、自律神経が乱れ身体に不調が生じます。ゲームの依存を治療することにより生活が整えられ自律神経の回復も図ることができるので世界が違って感じられるようになります。
またこういったことが自分にも起きる事や、明るい自分をイメージすることでより回復へ近づくことができます。
まとめ:ゲーム依存の治療は無理をしない
記事のポイントをまとめます。
・治療を行う場合は無理をせずできる範囲で
・1番の難関は治療を始める第一歩
・踏み込めればあとは1日数分の意識
・1日の無駄遣いは人生の無駄遣い
・思ったら即行動、行動のカギは「3.2.1.0」のカウントダウン
何度も言いますが大切なことは「無理をしない・最初の一歩・治療の意識をする」です。
回復した未来はゲームをする未来より明るいものである事が伝われば幸いです。
またほかにも心の病などをテーマに執筆していますので、興味のある方は『趣味の種』をご覧ください。
その他にも子供のゲーム依存の対策予防についてはこちらの記事が参考になります。
我が子のゲーム依存防ぐルール作り 5つの必須条件|ヘルスUP|NIKKEI STYLE
既にゲーム依存の疑いがある場合はこちらの記事も参考にしてみると良いでしょう。
子どもがゲームをやめない。依存症の特徴・症状・対処法 |ライフハッカー[日本版]