【逆流性食道炎】原因はストレスかも!~2020年版まとめ~
『最近胃液が上がってきて胸のあたりが染みるように痛い。食生活に問題はないと思うが原因がわからない。横になるのも辛く夜眠れない。』
こういった疑問に答えます。
私は逆流性食道炎という病名すら知らずに病院に行かなかったことから、かなり悪化していた状態でした。回復にも3ヶ月以上かかりました。その際に経験した事や調べた知識などまとめています。
本記事の内容
【逆流性食道炎】原因はストレスかも!
そもそも逆流性食道炎は食生活などが原因とされていました。
近年ではその原因の1つにストレス、心的要因が考えられるようになっており、うつ病などの精神疾患の方が併発することもあります。
逆流性食道炎になる原因は主に3つあります
・『下部食道括約筋のゆるみ』
・『食道の知覚過敏』
・『胃酸過多』
この中でストレスと関係しているのが、食道の知覚過敏と胃酸過多です。胃酸過多については胃液を排出する弁が自律神経の乱れで正常に機能していない場合にも起きます。
うつ病や自律神経失調症など、逆流性食道炎である前に精神疾患の可能性もありますので要注意です。
心の病について気になった方は【うつ病】まとめ~疾患歴7年の全て~こちらの記事もセットで参考にしてください。
逆流性食道炎の症状
■ゲップ
ゲップの回数が増えたり、酸っぱいゲップが出るようになる
■胸焼け
みぞおちあたりが焼けつくような痛みや、染みる感じ。
■胸痛
胸を締め付けるような痛み
■胃もたれ
胃がもたれている感じがする、消化不良。
■腹部の張り
腹部がパンパンに張ったような状態になる。
■喉の違和感
イガイガして気持ち悪い。飲み込みが辛くなる。
■気管支炎のような症状
咳が異常に出て止まらなかったりといった気管支炎と類似した症状。
■耳痛や耳鳴り
耳の奥を押されるような痛みが走る。耳鳴りがする。
症状の幅が広いのですべてに該当しない場合もあります。
私は症状のほとんどに該当しており、最終は息ができないほど嗚咽が止まらなくなったため急遽内科へ行くことになりました。
特に症状が悪化してくると、胃液を濃くした呑液という黄色い液が上がってくるようになり胃液の時よりも胸焼けの感覚が酷くなります。
呑液も出しきると、そのあとはなにもなくなり出てこなくなりますがその段階に来ると意識が朦朧としてきます。
オレンジジュースなどの柑橘系などを飲むと胸や、みぞおちあたりに染みたり、焼けるような感覚がある場合はかなり重症だと思います。
症状の対処方法
■耳痛や耳鳴り
両耳の下を指先でマッサージすると良い。
自律神経の副交感神経を優位にすることで、耳痛や耳鳴りを緩和させる。
■胸焼け、胸痛
・ぬるめの白湯を飲む
お茶でも水でもなく必ず白湯、熱すぎても染みるような感覚があるので常温か少し温い程度の白湯がいい。
白湯が苦手な人はなるべく無脂肪の牛乳を温めて飲むと良い。
胃液が流れる感じがして、楽になる。
・軽く食べる
白湯を飲んでも何度もあがってくる場合の対処法。
■横になると胃液が上がってくる
即効性であれば、上記の白湯や温めた牛乳がよい。
私は温かい飲み物がない場合、30分程座るか立ちの状態で、胃と食道をまっすぐにするイメージを保ちその後横になると改善するケースが多かった。
大半は気に留めない一過性の症状に感じますが、なるべく早く胃カメラで正確に診断をした方が良いのは間違いないです。軽度な人は自然治癒する場合もありますが、毎日症状が出る場合は特に注意が必要です。
診断と治療方法
■診断方法
触診と胃カメラです。
胃カメラは病院によっては予約待ちもあるので、早めに調べておくと良いです。
最近では無痛の胃カメラ検査ができるところもあるので、気になる方は「胃カメラ 無痛」で調べてくると最寄りの内科や消化器科が出てくると思います。
■治療方法
薬と食生活の改善で治癒を目指します。
薬は食道炎の原因などにより適した薬が異なるので、医師の指示に従います。
食生活は基本的に胃への刺激物を禁止される生活になります。
私の場合回復までの期間は3ヶ月程でした。
当時の状態は胃カメラで見える範囲全てが焼けてただれたようになっていました。
通常の食生活(アルコールやコーヒーなど刺激物除く)に戻るまで【おかゆ、温うどん、茹でた人参と大根、バナナ】などを食べて薬で治療していきました。
その後通常の食生活に戻ってからも、しばらくは怖くてほとんどの食べ物は避けていました。
詳しい食事の内容についてはこのリンクが参考になります。
※書くまでもないかもしれませんが、もちろんタバコやアルコールは厳禁です。
まとめ
この記事のまとめ
実はかなり多くの人が患っている病の1つです。
ただし軽度の場合は自然治癒してしまっている場合もありますが、症状が酷いと感じたりする場合はなるべく早く病院へ行くことを勧めます。
他にも病に関する記事を執筆していますので良ければご覧ください。
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